私が、サラリーマン生活から足を洗ったのは、48歳の時でした。
実は、20歳代から、独立・起業を夢見て、少し準備をしたこともありましたが、サラリーマン生活を前提としながらの「準備」でしたので、今から思えば、
本気で、「覚悟」を決めていたわけでもなく、当然ながら、その準備は失敗に終わりました。
その後、「いつかは独立起業したい」と思いながら、多忙なサラリーマン生活を送っていたら、30代、40代は、あっという間に過ぎていきました。
それが、48歳で独立起業することになった直接的なきっかけは、勤めていた職場で、上司(役員)を無視して独断で行動したことで降格と職場移動を命じら
れたことでした。
それに対して、即答で退職する意思を伝えたのですが、その後の生活をどうするのかという心配よりも、自分で好きな仕事ができるという期待のほうが大き
かったように思います。
しかし、当然のことながら、家内は、夢みたいな話をしている夫の「将来展望」よりも、生活をどうするのかの心配のほうが大きかったのです。
それでも、「あなたが決めた以上、協力していくしかない」と言ってくれて、その件については、それ以上愚痴ることもなく、一生懸命支えてくれてきている
ことは、本当に感謝したいと思います。
だからこそ、「どんなことがあっても家族の生活は守りたい」という気持ちが強くなったんです。
そんなわけで、50歳を前にして、独立・起業を果たしたわけですが、すぐに、会社を立ち上げられたわけではなく、毎月、貯金がどんど
ん減少していくという生活を送りながら、思ったほどの収入に結び付かない状況に、なかなか寝付けなくて睡眠不足になったり、ちょっとしたことで夫婦けんか
になったりすることがありました。
しかし、それでも、ビジネスアイデアはいっぱいありましたので、「あ
きらめなければ必ず成功する」という思いだけで、家内にも我慢を強いる日々が続いていました。
ただ、その時に家内によく話していたのは、仮に、定年までサラリーマン生活を続けていたとしても、その後の生活の保障はどこにもないし、国や地方の赤字
財政から考えれば、「年金」などは全く当てにならないし、自分たちの生
活は、自分たちで何とかしなければどうしようもないということです。
あえて言えば、定年退職して、体力が衰えてから、新たなビジネスのスタートを切るよりも、まだまだ体力があるうちにスタートできることのほうが、将来的にはプラスになるの
だということで、家内を「説得」していたのです。
家内を、「説得」していたのは事実ですが、それは、説得するためにでっちあげたことではなく、私自身、本当に心配していたことです。
現在、国と地方の「借金」を合計すると、公表されていない金額も合わせると、推定で、2000兆円くらいあると
いわれています。
一方、国の主な収入源である税収は、1年間で40兆円ほどしかありません。
にもかかわらず、年間の国家予算は、90兆円くらいあるのです。
わかりやすくたとえれば、年収400万円の人が、年間900万円も
使っているということです。
しかも、収入の50倍もの借金を抱えたままであるということです。
要するに、絶対に返すことができない借金を抱えたまま、将来の世代に押し付けているというのが、現在の日本の現実だということです。
その上、日本は、少子高齢化がどんどん進行しているうえ、経済力からいえば、中国に抜かれ、歴史的な観点から見れば、日本という国は、没落していく過程
にあります。
日本という国は、それほど危機的な状況にあるわけですが、多くの国民は、それほどの危機感を抱いていません。
いまだに、国や地方の行政に対して、「失業対策を何とかしてほしい」とか、「生活を守ってくれ」という要望を出しながら、自分自身では、特別な対策を取
ろうとしていない人が多いのです。
『「甘え」の構造』(土居健郎著、弘文
堂)という有名な本がありますが、いまだに、行政に対して幻想を抱いている人が多いと思います。
それは、「ゆでカエル現象」という言葉で
も説明できるのかもしれません。
自分の周りにいる人が、危機感を持たずに生活していると、自分自身も
危機感を持てず、同じ運命をたどってしまうのです。
「約束を守りながら約束を破
る」
そんなことは、常識ではありえないことですが、「国」なら、やろうと
思えば簡単にできるのです。
国や地方行政は、国民から巨額の借金をしているわけですが、それを返すあてはまったくありません。
世界の歴史を見れば、そういう国はいっぱいありましたが、そこから蘇るために、どういうことをやったのかを見れば、日本の今後の展開も読めてくると思い
ます。
そんな歴史を見なくても、個人レベルの「自己破産」手続きを見るだけでも、想像ができると思います。
個人が、借金が巨額になって返済不可能になれば、「自己破産」手続きを行えば、借金を返す義務を免除されます。
これと同じようなことが、国にも可能なのです。
ただ、「手法」が、個人レベルとはまったく異なるというだけです。
最も可能性が高いのは、政策的なハイパーインフレを起こし、物価自体を大幅アップさせておき、それへの対策の意味も兼ねて、「デノミネーション」を断行
することです。
その「政策的なハイパーインフレ」自体、日本政府が主導で起こるとは限りません。
というよりも、世界の為替相場の大変動がきっかけで起こるだろうと思います。
アメリカは、実は日本以上に大きな借金を抱えていますので、「ドル」の価値は、本当は紙切れ同然なのですが、そのドルを大量に持っているのが中国です。
中国は、アメリカに巨額の輸出をして、その代金をドルで受け取っていますので、ドルの価値がないことになると、中国の経済そのものが破たんしてしまいま
す。
そのことは、アメリカも中国もわかっているために、「ドルには価値がある」というフィクションを誰も問題にできないのです。
しかし、何かの「事件」などがきっかけとなって、大きな為替変動が起こる可能性があります。
通常時期でも、外国為替は、1日に、日本の年間の国家予算の2倍以上の金額が動いていますが、変動期には、さらに大きな金額が動きます。
そうなると、その動きによって、日本円の相場が大幅に変動してしまう可能性があり、それがきっかけとなって、大幅円安になれば、ハイパーインフレとなる
のです。
そして、ハイパーインフレへの対策として、デノミネーションで、通貨を1000分の1に切り下げれば、国は、2000兆円の借金は、いっきに2兆円に大
幅減少してしまいます。
年金にしても、国民に保障しているのは、「額面保証」ですので、たとえば、「20万円の年金を支払います」という約束をしていながら、実質的な負担は、
その1000分の1の200円で済んでしまいます。
これらの政策をうまく組み合わせば、国民への約束を果たしながら、実質的に、約束を反故にしてしまうことができるのです。
世界の歴史を見れば、「国」を信じ切っていた人たちが、国に裏切られて、国を恨みながら死んでいったのです。
逆に、国を信用せずに、資産を分散させてきた人が生き延びてきたのです。
あなたは、国に頼りきった生活を、これからも続けますか?
国の話は、それくらいにして、あなたご自身のことを考えていきませんか?
世の中がどのように変わろうとも、国や行政に頼らなくても、最低限、自分たちの生活はきちんと守れるようにしなければなりません。
これまで述べたような話を、いろいろな人たちと話をすると、「確かにその通りかもしれませんね。しかし、そうは
言っても、起業するチャンスはなかなか出てこないですね…」という人が多いのです。
しかし、そういう人たちに、チャンスを作るためにどんなことをしているのか、ちょっと突っ込んで聞いてみると、積極的に、チャンスを作っているという人
はほとんどいないのです。
厳しく言えば、誰かがチャンスをくれるのをじっと待っているだけの人
が多いのです。
現実には、そんな甘い考えで、チャンスが現れることはまずないと思います。
たまに、「独立起業のセミナーで起業の勉強をしています」とか、「起業準備のために本をいろいろと研究しています」という人もいます。
しかし、こういう人たちのほとんどは、結局、独立せずに終わってしまうようです。
独立起業は、それを夢見ているだけでは、決して現実のものにはならな
いのです。
最初の一歩を踏み出してスタートしなければ、いくら大量の本を読んで
も、いくら大勢の人たちと名刺交換をしても、起業はできないというのが、厳然たる事実です。
「チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ。」
これは、ホンダの創業者、故本田宗一郎氏の言葉です。
独立・起業するにせよ、あるいは、サラリーマン生活を送りながら、新たな副業を探す場合でも、どんな場合でも、自らチャレンジしなければ、「成功のチャ
ンス」は生まれないのです。
「チャレンジする」ことの重要性とともに、もう一つ、大事なことがあります。
先にも述べましたが、当社には、情報交流を行う、数多くのビジネスパートナーがいます。
日常的に行っているのは、どちらかといえば、雑談に近いものです。
しかし、その中から、時々、素晴らしいアイデアやビジネスヒントが生まれてくるのです。
当社は、そうして出てきたビジネスアイデアを元にして、世の中に役立つようなビジネスにならないかどうかを考え、現実のビジネス計画へと作り上げるよう
にしています。
ビジネスになるかどうかの検討段階で、さまざまな障害でとん挫するものやリスクが大きく手出しができないものなどもあります。
そこをクリアーして計画段階に入ってから、実務を分担する人が見つからないために、なくなく計画をあきらめざるを得なくなったものもいっぱいあります。
しかし、中には、計画がうまく進んでいけば、世界で初めてのビジネスとなるものもあります。
ビジネスの内容によっては、自社内、そして直接のネットワーク内では、対応できない場合でも、ビジネスパートナーのネットワークを通じて、対応が可能に
なる場合もあります。
当社では、置かれている環境や立場、能力、興味関心が異なる人たちと
のネットワークが広がることで、今までにないビジネスが多数生まれてくると考えていますし、現実に、いくつも新規ビジネスが生まれつつあるの
です。
その一方で、当社というか、私自身の大きな弱点もあります。
それは、新しいビジネスアイデアがあると、それを実際のビジネスに結び付けることができないかどうかを検討し、計画を作っていくことについては、一生懸
命になるのに対して、いったん、ビジネスとして生まれてきたものは、その時点で、興味関心が薄れてしまうということです。
そのため、まだビジネスの軌道に乗っていないにもかかわらず、きちんとフォローができずに終わっているものも少なくないというのが、現実です。
一緒にビジネスをやっている人も、本業が忙しければ、フォローに時間が割けず、実務をこなす人がいれば、うまくいく可能性が大きなものであっても、フォ
ローできていない場合もあります。
そういう点では、後方フォローを選任的にやっていただけるようなビジネスパートナーも、もっと増やしていく必要があると思っています。
USPという言葉をお聞きになったことがありますか?
USPというのは、「Unique Selling
Proposition (Unique Selling
Pointとも呼ばれています)」の略で、簡単にいってしまえば、その人が持っている独自のセールスポイントということになり
ます。
面白いのは、自分のUSPについては、あまり意識したことがない人が多いため、ご自身ではまったく気づいていない場合が多いということです。
私も、多くの人と話をしていると、「宝石の原石」でいえば、ものすごい「お宝」を持っている人と出くわすわけですが、ご自身では、ほとんど気付かれてい
ない場合が多いのです。
いわば、「宝の持ち腐れ」状態になっている人が多いの
です。
せっかく、有力なUSPを持っていながら、それを全く生かされていないわけです。
ご自身のUSPを活かして、他人にはまねのしにくいビジネスを作り出すことができれば、ビジネスとしても成功しやすいですね。
「ス
カイプ」をご存知ですか?
スカイプは、インターネットから無料でダウンロードできるソフトですが、これを利用すると、スカイプを導入している世界中の人たちと、チャットだけでな
く、普通の電話のように話をすることができます。
スカイプの「固定電話サービス」を利用すれば、相手がスカイプを導入していなくても、相手の固定電話に、事実上、無料で電話をかけることもできるので
す。
あなたが、もしスカイプを利用しているなら、そして、新しいビジネスを立ち上げようと考えているなら、ぜひ、一度、お話ししてみませんか?
具体的なビジネス計画がなくてもかまいません。
大事なことは、積極的にチャレンジしていこうという姿勢です。
それがあれば、きっと何かプラスになるお話ができるかもしれません。
ただ、自分は積極的にやろうとはせずに、「何か儲かる話はないですか?」と聞いてくるだけの人は、お互いに時間の無駄に終わるので、話をする気はありま
せん。
しかし、当社のホームページにお越しになったということ自体、積極的に行動されているからだと思います。
ぜひ一度、お話ししてみませんか?